11月1日(水)18:20より相愛大学南港ホールにて
岡坊久美子先生の声楽公開レッスンが行われました。
とても、熱のこもった、丁寧なレッスンで、学生たちも引き込まれるように熱心に聞いていました。
レッスンの最後は、岡坊先生の素晴らしい歌を披露してくださいました。
1. 百生 優衣子 Yuiko Momose (4回生) 伴奏: 西村 奈菜
F.P.Schubert / Fruhlingsglaube
F.P.シューベルト / 春の信仰
2. 井上 結衣 Yui Inoue (専攻生) 伴奏:髙木 理枝子
W.A.Mozart / Das Veilchen
W.A.モーツァルト / すみれ
3. 黒田 美羽 Miwa Kuroda (専攻生) 伴奏:髙木 理枝子
R.Wagner / opera「Tannhauser」Dich,teure Halle
R.ワーグナー / オペラ「タンホイザー」より おごそかなこの広間よ
ピアノ:小柳 るみ
1.H.ヴォルフ /「隠棲」メーリケ歌曲集より
H.Wolf / Verworgenheit
2.J.ブラームス /「永遠の愛について」
J.Brahms / Von ewiger Liebe
岡坊久美子先生、本当にありがとうございました。
岡坊 久美子先生(ソプラノ)
相愛女子大学(現相愛大学)並びに研究科修了。1987年文化庁派遣芸術家在外研究員として西ベルリンに留学。1982年霧島国際音楽祭新人選抜オペラ公演「コシ・ファン・トゥッテ」ドラベッラでデビュー。オペラ「真夏の夜の夢」「子供と魔法」「フィガロの結婚」(大阪・東京)「魔弾の射手」(大阪・東京)「メリーウイドゥ」「こうもり」などに出演。なかでもオペラ歌手としての地位を知らしめたのは、関西二期会関西初演「タンホイザー」で、各方面より絶賛される。以後、ドイツオペラを中心として活躍し「ナクソス島のアリアドネ」「ワルキューレ」「パルジファル」「ばらの騎士」という難役に臨み、オペラ歌手としての地位を不動のものとした。特にワルキューレでは、「素晴らしく幅広い表現力で見事な歌唱を持続し、しかも弱音の美しさを加えて、新境地を開いた。」と評された。また、バラの騎士では「国際級の歌唱」と新聞の批評で絶賛された。イタリアオペラでは、「コシ・ファン・トゥッテ」フィオルディリージ、「ドン・ジョバンニ」ドンナアンナ、「ラ・ボエーム」のミミ、トスカのタイトルロール、などに出演。コンサートでは、ヴィヴァルディ、モーツァルト、ハイドン、フォーレ、ヴェルディ、ドボルザークなどのレクイエムのほか、ベートーヴェン「ミサソレムニス」やオルフ「カルミナブラーナ」、ヘンデル「メサイア」、マーラー「復活」及び「千人の交響曲」のソリストとして出演。特にベートーヴェンの第九演奏会は、実に150回以上演奏し、関西のみならず全国でソリストとして活躍。コンサート出演は数え知れない。1990年、フィンランドサヴォンリンナ音楽祭「春琴抄」出演の他、三木稔作曲「鶴」を歌い好評を博す。1994年より、ドイツベルリンに拠点を移し、日本とベルリンに於いてコンサートやオペラに出演する。2002年よりベルリン芸術大学で教鞭を取り、現在に至る。平成5年度「咲くやこの花賞」(大阪市文化芸術賞)受賞。現在ベルリン芸術大学で教鞭をとる傍ら、定期的に帰国し、東京・大阪・和歌山等で公開講座を開き、後進の指導にあたっている。
♪♪♪声楽分科会♪♪♪