相愛大学は英国バンガー大学と教育協定を結び、毎年同大学への短期留学を実施しています。
今年は音楽学部の2名の学生が参加しています。
8月30日に出発して無事英国に到着し、今週から早速いろいろなプログラムや授業が始まっています。こちらのブログでは数回に分けて学生さんの様子を報告させていただきます。
昨日は午前中、大学において英国の文化や歴史、マナー等の授業を受けた後、近くのカナーヴォン城へフィールドトリップに行きました。
Caernarfon(カナーボン)城は1283年に建てられた中世の城塞です。エドワード1世はウェールズを屈服させるために各地に10のお城を建設し、城壁をたてたその中に町をつくりました。世界遺産に登録されており、エドワード1世が建てたお城の中でも、もっとも壮大で美しいといわれています。また、ジブリ映画「天空の城ラピュタ」のモデルになったお城で、ラピュタの風景が浮かんできます。また、戴冠式の行われる重要なお城でもあります。
後ろは海で、反対側にはスノードン国立公園の山々も見えて、ここ北ウェールズは本当に素晴らしいところです。人々も親切です。
ウェールズは過去のある期間、イングランドによってウェールズ語を使うことを禁止され、英語を強制されておりましたので、2つの言語を習得する大変さをウェールズの人たちはよく知っています。ですから日本人が英語を勉強する苦労もよく理解してくれていて、ホームステイのファミリーだけでなく、町中の人々が英語を学ぶことに協力してくれています。
この留学で英語だけでなく、いろいろなことを経験し、一回りも二回りも人間的に成長して帰ってきてくれることを期待しています!
<広報・情報センター事務室>