11月15日(木)に「留学生のための和食を学ぶ食育推進プロジェクト」が開催されました。先週の11月8日(木)の1回目に引き続き、第2回目です。
今回は、自分の身体を知ってもらおうということで、まず体組成と骨密度の測定を実施しました。
体組成測定は、「InBody」(計測器)を用い、体内の水分量、体脂肪量、筋肉量など体の構成成分を測定しました。留学生は、全員初めての測定で、やや緊張しながらも関心はとてもあるようでした。
骨密度測定は、超音波骨密度計を用い、骨の状態を推測しました。測定値からおおよその骨年齢も算出しました。
「自分の骨密度や骨年齢がわかり、とても勉強になりました」と留学生。
どちらの検査もとても簡単に行うことができます。自分の身体について、少しでも知る事が出来たのではないでしょうか。
身体計測後は調理実習です。第2回目のメニューは、
・サラダ巻き
・けんちん汁
・ふわふわ卵の和風あんかけ です。
今回も30名の留学生が参加してくれました。
第2回目ということで、留学生のみなさんも材料を切ったり、炒めたりと慣れた手つきで調理を進めていました。
発達栄養学科の学生も手際良くサポートし、お話しながら交流を深めていました。
みんな調理が終わったところで、いよいよ試食です。
事前に留学生にアンケートを実施した結果、好きな食べ物は1位がたこ焼きで2位にお寿司が入っていたということもあり、留学生はおいしいと言いながら食べていました。
試食をしながら留学生に健康な食事を知ってもらうために、発達栄養学科の学生が和食レポートを行いました。テーマは「健康な食事」です。生活習慣病についての説明や主食、主菜、副菜について知ってもらうために楽しく参加型のクイズを行いました。
最後に発達栄養学科、学科長の角谷先生と国際交流部長石川玲子先生より2回のプロジェクトを終えての感想を交えた話がありました。
初めての取り組みであった「留学生のための和食を学ぶ食育推進プロジェクト」は、国際交流部との連携で行うことができました。各回とも30名の留学生が参加、発達栄養学科の学生のサポートのもと、調理実習にチャレンジするとともに、「和食」や「健康な食事」についての理解を深めることができました。
また、中国協定校からの短期留学生も含め、和食づくりを通じて和気あいあいと発達栄養学科の学生との交流ができました。今後も、このプロジェクトを継続し、留学生の健康を支援する取り組みを行っていきたいと思います。(発達栄養学科 古川)
助手 大川、小松