2018.12.21
発達栄養学科

臨床栄養学実習B 嚥下食

皆さんこんにちは!!

発達栄養学科ブログを見に来てくださりありがとうございます(^^

今回の授業は嚥下食ということでお粥ゼリーとお茶ゼリーを作ります。

高齢者や食べ物を上手に呑み込めない患者さんのために

写真のようなとろみ剤を使って調理することがあります。

2018嚥下食とろみ剤.jpg

病院や高齢者施設ではよく利用されているとろみ剤ですが種類も様々で、

今回使用した「スベラカーゼ」というとろみ剤は下記のような特徴があります。

・ミキサー食やでんぷん食品特有のべたつき感を改善できる。

・温かいお料理にも使える。

・唾液による影響が少ない。

・冷凍保存ができる。

・でんぷんを多く含まない食品やみそ汁などにも使える。

まずは、お粥をお米から炊いてみましょう。

5分粥を作るためのお米とお水を量って火にかけます。

2018嚥下食①.jpg2018嚥下食②.jpg

沸騰したら弱火にして底にくっつかないように軽くかき混ぜます。

2018嚥下食③.jpg

鍋の蓋をずらして柔らかくなるまで弱火にかけておきます。

2018嚥下食④.jpg

出来上がったらお粥の分量を量ってその2%のスベラカーゼを入れ、ミキサーにかけます。

2018嚥下食⑤.jpg2018嚥下食⑥.jpg2018嚥下食⑦.jpg

出来上がりはこのようになります。

2018嚥下食⑧.jpg2018嚥下食⑨.jpg

お茶ゼリーは「つるりんこ」というとろみ剤を使いました。

温かいお茶でも冷たいお茶でもゼリー状にできます。

両方試してみました。混ぜていくうちにどんどんとろみがついていきます。

2018嚥下食⑩.jpg2018嚥下食⑪.jpg

試食した学生は普段食べたことのない食感にびっくりしていました!!

鶏ガラだしとごま油を入れると食べやすいかも!と新しい食べ方を考える学生もいました。

2018嚥下食⑫1.jpg2018嚥下食⑬1.jpg

ミキサー食やゼリー食はなかなか食べる機会がないと思いますので

今回の授業でとてもいい勉強になったと思います。

次回は年明けの授業になります。お楽しみに~

助手 寺川