今回の調理学実習は「松花堂弁当」についてです。
松花堂弁当とは、松花堂 昭乗さんが四つ切り箱を種入れや小物入れとして使用していたものを、吉兆の創業者である湯木 貞一さんが弁当箱として用いたことで生まれた弁当です。本学の「茶懐石論」という授業の講師をして頂いている湯木 潤治先生のご先祖様です。
今回は関西風の桜餅を作っていきます。関西風の桜餅はもち米からできている道明寺粉を使って作っていきます。
作り方は簡単で、道明寺粉に食紅を混ぜて桜色にし、塩漬けされた桜の葉を巻き付ければ完成です。今回の桜餅は電子レンジで加熱して作りました。
鶏肉のじぶ煮とは石川県の郷土料理として知られています。
鮭の幽庵焼きは柚子の漬け汁に浸して焼きます。卵焼きは薄くサラダ油をひき、巻いていきます。
今回は圧力鍋を用いて五目豆を作りました。圧力の調節が難しい学生もいたのですが、食材が固すぎることもなくできました。
器や盛り付けには学生の個性が出ており、たくさんの工夫がありました。
今回の献立は「きのこの炊きおこわ・鶏肉のじぶ煮・鮭の幽庵焼き・青葱と干し桜えびの卵焼き・柿なます・五目豆・関西風 桜餅」でした。
来週は「洋食」についてです。
助手 的場