2020.07.16
発達栄養学科

7/14 調理科学実験~小麦粉の種類と性質~

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今回は【小麦粉の種類と性質】についての実験です!

7月14日授業風景.jpg

小麦粉には、 薄力粉 中力粉 強力粉 ・デュラム粉 4種類あり、

種類ごとの特徴によって、どのような料理に使われるのか、その用途が違います。

                                                    

小麦粉の種類により、水を加えてこねた時の粘りや伸び方に違いがあるのですが、

それは、たんぱく質の量に関係しています。

たんぱく質が多いほど、粘りや弾力がある『グルテン』をたくさん形成するのです。


今回は、 薄力粉 強力粉 を使用し、その違いを確認しました!

薄力粉、強力粉、強力粉+塩の3種類の試料に水を加え、

ざっとひとまとめにした生地を少しずつ引っ張り、伸びた長さを測ります。

7月14日小麦粉の伸展性.jpg7月14日小麦粉の伸展性 (2).jpg

さらに100回、10分寝かしてさらに50回とこねて、その度生地の弾力、伸び方を見ます。

強力粉の生地は固く、こねるのに一苦労です(^^;)

7月14日小麦粉こねる (2).jpg薄力粉の生地はこんなに伸びました!!7月14日小麦粉の伸展性 (3).jpg

作った生地を水で洗うと、でんぷんが洗い流され、ブヨブヨとした塊に(;゚Д゚)

これが弾力の正体、『グルテン』です。

7月14日グルテン (3).jpg7月14日グルテン.jpg

焼いて断面の網目構造を観察します。

7月14日グルテン (2).jpg

また、小麦粉へ膨化剤を加えて蒸した時の膨らみ方の違いを、

重曹とベーキングパウダーを用いて実験しました!

加える膨化剤で、こんなに膨らみに違いがでました!

7月14日小麦粉の膨化.jpg

なぜ違いがでるのか、どんな科学反応が影響しているのか、

実際に調理実験することで、理解が深まります!


次回は『砂糖の調理性』について実験します(^^)/

河畑