2020.11.04
発達栄養学科

解剖生理学実験 ~浸透圧~

管理栄養士を目指す!相愛大学発達栄養学科のブログを

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解剖生理学実験の授業をご紹介します!

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解剖生理学実験では、人間の各臓器・器官の構造と機能を

実験をとおして学びます。

解剖生理学実験 浸透圧⑧

今回は『浸透圧』についての実験を行いました!

浸透圧とは、溶質の異なる2種類の液体を

「半透膜」を隔てて隣り合わせにしておくと、

お互い同じ濃度になるようにする力を言います。

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ある物質は通り抜けられても、

他の物質は通り抜けできない膜が「半透膜」です。

この半透膜の性質を持つ膜が

人間の身体の中でいうと、

細胞膜や毛細血管などです。

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今回はセルロースチューブ(半透膜)を使用し、

細胞に見立てて半透膜の性質を実験しました!

解剖生理学実験 浸透圧① まず、スクロース(砂糖)を水に溶かし、

0.5mol/L1.0mol/L1.5mol/L

3種類の濃度の砂糖水を作ります。

砂糖水を半透膜の中に入れ、

空気が入らないように輪ゴムで両端を結びます。

解剖生理学実験 浸透圧②細胞のできあがりです(^^)解剖生理学実験 浸透圧④ 3つの半透膜の重さを測り、水の入った洗面器に入れ、

15分おきに4回重さを測り、重量の変化を観察しました。解剖生理学実験 浸透圧⑦ 解剖生理学実験 浸透圧⑤

洗面器へ入れる前と比較すると、

一番濃度の濃い1.5mol/Lが一番重くなっており、

続いて1.0mol/L0.5mol/Lの順に重量が増えていました(o)

半透膜がぱんぱんに膨らんでいる班もありました!

解剖生理学実験 浸透圧⑥

濃度の濃い方へ、濃度の薄い洗面器の中の水が引きつけられ、

同じ濃度にしようとする力『浸透圧』が、

半透膜を通して働いたことがわかりました(^O^)

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この半透膜の性質は医療にも応用されています。

血液透析や腹膜透析などです。

どのような原理で行われる療法かを理解することで、

透析をしている方の食事療法にも結びついてきます。

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次回は血液・細胞について実験をします!

助手 河畑