管理栄養士を目指す!相愛大学発達栄養学科のブログを
見に来てくださりありがとうございます。
基礎栄養学実験の授業をご紹介します!
基礎栄養学実験では、主に栄養素がどのように
生体内で消化・吸収・代謝されるのかを学びます。
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今回は、脂質を貯めやすい臓器、肝臓(牛肝臓)から
脂質を抽出する実験を行いました!
合わせて、脂質がどこでどのように
変化していくのかについても理解を深めます(^^)/
まず、水と一緒にすりつぶした牛の肝臓と、
クロロホルムメタノール混液を
遠沈管に入れます。
よく振り混ぜ、遠沈管を遠心分離器にかけると...
綺麗に3層に分かれました!
この一番下の層クロロホルムに脂質が溶けているのです!
クロロホルムは、水よりも重く、
油脂を溶かす性質があります。
パスツールピペットを使い、
一番下の層のみを別の試験官へ移します。
とても慎重な作業です(;・∀・) 同じ作業を2回繰り返し、クロロホルムへ脂質を移行させます。
皆さんピペットを上手に使いこなし、
綺麗に移すことができていました(*^^*)
これから時間をかけて空気中にクロロホルムを蒸発させれば、
脂質の抽出の完了です!
脂質が身体のどこで吸収され
どのように変化し身体に作用するのか、
臨床栄養の分野にもつなげて考えることが大切です!
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次回の実験はたんぱく質についてです(^-^)
助手 河畑