皆さんこんにちは!
管理栄養士を目指す!相愛大学発達栄養学科のブログを
見に来てくださりありがとうございます。
食品衛生学実験の授業をご紹介します。
今回は2回にわたって着色料の実験を行いました。
夏に食べるかき氷シロップに使われている色素を抽出し、
ペーパークロマトグラフィーを使用して得られる結果より
含有の酸性タール色素の種類を同定する実験を行いました。
どの着色料が入っているかわかっている標準色素溶液と
かき氷シロップのピーチとグレープの色素を抽出し濃縮したものを使用します。
1回目は、酸性タール色素を分離させるところまで行います。
ろ紙に鉛筆でそれぞれの試薬をスポットする場所を記入します。
ガラス毛細管を使用して、なるべく小さくスポットしていきます。
一度では少ないので、乾いたか確認して数回行います。
スポットが出来たら、
有機溶媒を使用し展開をしていくのですが、
一度に6枚ずつしかできず、4~5時間かかるので一度終了。
2回目は展開結果を基にRf値の計算と色素の同定を行います。
標準色素溶液のスポットの中心に点を書きラベリングします。
その後それぞれの距離を測りRf値を計算します。
今度はピーチとグレープを同様の方法で行い、
似た値を標準色素溶液から探します。
それが推測される色素です。
最後にUVライトでろ紙を光らせてみると・・・
なんと一部の赤色色素は蛍光を示します!
今回は、ペーパーで色素を確認しましたが、
機械でも行うことができます。
機械では配合比(重量比)もわかるので再現することが可能です。
助手 福井