管理栄養士を目指す!相愛大学発達栄養学科のブログを
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基礎栄養学実験の授業をご紹介します!
この授業では主に、栄養素がどのように生体内で消化・吸収・代謝されるのかを学びます。
今回は、ウシの肝臓から【グリコーゲン】(糖質)を抽出する実験を行いました!
ヒトの体の中でどのように貯蔵され、エネルギーとして使用されるかについても理解を深めます(^^)/
すり潰したウシ肝臓に、水と水酸化カリウムを加えてウォーターバスで温めます。
15分後、一度よく混ぜ、さらに15分加熱...
エタノール液を加えて振り混ぜた遠沈管を遠心分離器にかけると...
下に灰色の沈殿物が現れました!
上手に上層の液をビーカーに移し、観察します。
白い部分がグリコーゲンです☆
計算をして、この肝臓100gに含まれるグリコーゲンの重量を求めます。
細かい数字の計算に一苦労ですが、みんな頑張りました(;・∀・)
ヒトとウシを比べると、肝臓に含まれるグリコーゲンの量はヒトの方が多いということがわかります。
それは、ヒトは脳でエネルギーを使うのに大量に必要だからです。肝臓から脳へエネルギーとして糖を送ります。
逆にウシは、筋肉にグリコーゲンをたくさん含みます。筋肉から脳へはエネルギーとして糖を送ることはできませんが、
私たちが食べるお肉の美味しさは、グリコーゲンがたくさん含まれているからという理由もあるそうです(^O^)/
次回の実験は脂質についてです!
助手 河畑