音楽学部音楽学科特別演奏コースを卒業、本学音楽専攻科を修了された松岡井菜さんが、ブラチスラバにて開催されていたコンクールInternational Music Competitions VŠMUにて
第1位と委嘱作品賞を受賞されました。
素晴らしい卒業生の活躍に教職員一同、大変喜んでおります。
この度はおめでとうございます!
▼松岡井菜さんのコメント
卒業生の松岡井菜です。
この度は、ブラチスラバにて開催されたコンクールInternational Music Competitions VŠMUにて、第1位と委嘱作品賞をいただき、大変光栄に
思います。
委嘱作品賞とは、二次審査の課題曲であり、このコンクールのために新しく作曲された無伴奏作品の演奏に対して授与されるものです。
ブラチスラバは、留学先のオーストリアの隣、スロバキアの首都で、ウィーンから電車で1時間半ほどのところにあります。
ドナウ川に面した丘の上の城塞が見下ろすブラチスラバの街は、石畳が続く歴史を感じる古き良き街でした。
食べ物はどれも美味しいのですが、スロバキアでコーラやペプシと肩を並べて人気なKofola(コフォラ)という炭酸飲料があって、独特のハーブの香りと控えめな甘さに
すっかりハマってしまい、滞在中、練習のご褒美にと何度も買って飲んでしまいました。
スロバキアじゃないと売っていないのに、ウィーンに帰ってきてからもKofolaが飲みたくて困っています(笑)
二次審査でモーツァルトの協奏曲を共演した室内オーケストラの方々も、ファイナルでブラームスの協奏曲を共演したスロバキア放送交響楽団の方々も
リハーサルの時から温かく接してくださって、とても楽しく演奏することができました。
オーガナイズの方々も、本当に親切で細やかな心配りをしてくださって、安心して臨むことができました。
たくさんの方々からのサポートや応援に支えられて、このような賞を受賞できたこと、心から感謝いたしております。
最後に、相愛大学では人生のとても大切な時期をのびのびと楽しく過ごさせていただき、音楽ではもちろんそれ以外でも本当にたくさんの経験や出会いを与えていただきました。
ホームページにコメントを載せていだだけるとご連絡いただいた時は、本当に嬉しく、また懐かしさが一気に込み上げてきました。
卒業しても暖かく見守り、応援してくださる相愛大学の先生方には、本当に感謝してもしきれません。
これからも、一つひとつのご縁を大切に日々精進してまいります。
ありがとうございました。
▼松岡井菜さんプロフィール
相愛大学音楽学部 特別演奏コース及び同大学音楽専攻科を経て、2017年に渡欧、現在はウィーン国立音楽大学に在籍している。第17回松方ホール音楽賞。第23回ABC新人コンサート最優秀音楽賞。第5回宗次エンジェルヴァイオリンコンクール第2位。2018年度第28回青山音楽賞新人賞。2019年エリザベート王妃国際コンクールセミファイナリスト。
今年2022年は、Giulio Rospigliosi International Chamber Competition第1位(イタリア)、第8回仙台国際コンクール審査員奨励賞、第1回International Music Competitions VŠMU第1位及び委嘱作品賞(スロバキア)、第10回フリッツ・クライスラー国際コンクール特別賞(オーストリア)を受賞。
これまでに関西フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団、セントラル愛知交響楽団などと共演。ウィーン楽友協会 Gläserner Saalをはじめ、イタリアやスロヴェニアの音楽祭のコンサートに出演するなど欧州でも活躍の場を広げている。2013-2016年度公益財団法人青山財団音楽奨学生。ロータリークラブ RI 2680地区奨学生。これまでにヴァイオリンを小栗まち絵氏、Michael Frischenschlager氏、Peter Schuhmayer氏に、室内楽をStefan Mendl氏、Johannes Meissl氏に師事。