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2023.04.06
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お知らせ

卒業生の松岡井菜さんがPinerolo e Torino Città Metropolitanaにて優勝および特別賞を受賞

音楽学部卒業生の松岡井菜さんが、3/6~3/12の期間イタリアのトリノで開催されていた
「ピネローロ・トリノ国際室内楽コンクール」にて、ピアニスト木口雄人さんとの演奏で
優勝および特別賞を受賞されました。
おめでとうございます。

素晴らしい卒業生の活躍を教職員一同、大変喜んでおります。
この度はおめでとうございます!

Pinerolo e Torino Città Metropolitana_1.jpg
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▼松岡井菜さんのコメント
ピアノ三重奏や弦楽四重奏など、様々な編成や楽器が一同に審査されるこのコンクールで、大変ありがたい事に、優勝および特別賞を受賞することができました。
もともと隔年でしか開催されないことに加え、コロナ禍で実質5年ぶりの開催となったこのコンクールで、このような結果をいただけたことは本当に光栄でいまだに信じられない気持ちです。
Aka Duoとして活動し始めてもう5年ほど経ちますが、同じ曲に何度取り組んでもお互いに新しいアイデアが尽きず、その度に練り直してお互いが納得いくまで合わせに付き合ってくれる木口さんには感謝しかありません。そうしてできあがったものをベースに、本番で起こる化学反応も味わいながら、一つの音楽という瞬間を誰かと一緒につくり上げていく、そしてそれをお客さんと共有していける室内楽は本当に楽しいです。
現在は、コンクールを終えてひと段落つき、再びDuoのレパートリーを増やす時期に入っています。
また日本でみなさまに演奏を聴いていただける機会を心待ちにしながら、これからも頑張ります。

▼松岡井菜さんプロフィール
相愛大学音楽学部 特別演奏コース及び同大学音楽専攻科を経て、2017年に渡欧、現在はウィーン国立音楽大学に在籍している。第17回松方ホール音楽賞。第23回ABC新人コンサート最優秀音楽賞。第5回宗次エンジェルヴァイオリンコンクール第2位。2018年度第28回青山音楽賞新人賞。2019年エリザベート王妃国際コンクールセミファイナリスト。第8回仙台国際コンクール審査員奨励賞。第1回International Music Competitions VŠMU第1位及び委嘱作品賞。第10回フリッツ・クライスラー国際コンクール特別賞。
室内楽としては、ピアニスト木口雄人氏とのデュオ"Aka Duo"として出場した第26回Giulio Rospigliosi International Chamber Music Competitionにて第1位及び聴衆賞、ピネローロ・トリノ国際室内楽コンクールにて第1位及び特別賞。
これまでに関西フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団、セントラル愛知交響楽団などと共演。ウィーン楽友協会 Gläserner Saalをはじめ、イタリアやスロヴェニアの音楽祭のコンサートに出演するなど欧州でも活躍の場を広げている。2013-2016年度公益財団法人青山財団音楽奨学生。ロータリークラブ RI 2680地区奨学生。これまでにヴァイオリンを小栗まち絵氏、Michael Frischenschlager氏、Peter Schuhmayer氏に、室内楽をStefan Mendl氏、Johannes Meissl氏に師事。

▼Aka Duoプロフィール
Aka Duoはウィーン国立音楽大学で出会った松岡井菜(ヴァイオリン)と木口雄人(ピアノ)により2018年に結成。2022年、ロスピリオージ国際室内楽コンクール(伊)で第1位と聴衆賞を受賞。今年3月には重要な国際室内楽コンクールのひとつである「ピネロロ・トリノ国際室内楽コンクール」にて、日本人のみで編成されたアンサンブルとして初めて優勝、及び特別賞を受賞。審査員のルーカス・ハーゲン氏(ハーゲン弦楽四重奏団の第1ヴァイオリン奏者)から『これ以上R.シュトラウスのソナタを素晴らしく演奏することは誰にもできない』と絶賛される。現在はヨーロッパと日本を中心に、デュオとして音楽祭やコンサートへ招聘され出演している。
デュオから七重奏までさまざまな室内楽レパートリーを持っており、現在ヴァイオリンとピアノのデュオ編成をメインに演奏している。古典、ロマン派、近代など時代に関わらず多くヴァイオリン・ソナタをレパートリーにしているほか、現代作品も積極的にリサイタルプログラムへ入れて演奏している。
ピアニストの木口雄人氏は京都市立芸術大学大学院修了後に渡欧。これまでにスクリャービン国際ピアノコンクール(伊)第2位(最高位)、ヨハネス・ブラームス国際コンクール(墺)最優秀歌曲伴奏賞、ホッホベルク国際歌曲デュオコンクール(独)優勝のほか、東京フィルハーモニー交響楽団、グロセット市交響楽団等、国内外でオーケストラ協演を重ねている。2020年度文化庁新進芸術家海外派遣研修員、2021・2022年度ローム ミュージック ファンデーション奨学生。
現在Aka Duoは、ウィーン国立音楽大学室内楽科にてピアニストStefan Mendl氏とヴァイオリニストPeter Schuhmayer氏のもとで研鑽を積む。