相愛大学は英国立バンガー大学日本研究所と併設機関であるダブリン大学トリニティカレッジ教養学部(Trinity Foundation Programme)と教育協定を締結しています。
その一環として、英国大学教員による遠隔授業(ディスタンスラーニング)が実施されており、語彙や文法、読解、ライティング等、総合的な英語力を伸ばす授業だけでなく、英語を使って「ビジネス論」や「メディア論」、「英文学」などのスペシャルサブジェクトを学ぶ授業も行っています。
11月26日(木)に行われた第4回目の内容は、ダブリン大学トリニティカレッジ教養学部主席教員のBill Lewis 先生による英文学購読「詩」でした。
このコースでは相愛大学の英語担当の教員も協力して、アクティブラーニングの真骨頂のような授業を展開しています。
語学教育最先端の英国では、何十年も前からアクティブラーニングが当たり前のように行われています。
先生が一方的に話す授業ではなく、ペアワークやグループワーク、ディスカッション、プレゼンテーションを盛り込んで学生たちが主体的に授業を作っていきながら学んでいきます。
今回の授業では、詩の中で使われている修辞法、'Simile「直喩」'と'Metaphor「隠喩」'について教わりました。
最初に英国の先生による講義の後、ペアあるいはグループに分かれて課題に取り組み、ディスカッションや発表をします。教員も学生も全て英語での授業です。
一見、難しいと感じるかもしれない英文学や修辞法の授業も、教員によるわかりやすい講義と、与えられた課題をペアやグループでこなし、発表し合うことでより深く学生たちに吸収されていきます。
相愛大学の教員もグループワークや、ディスカッション、プレゼンテーションのサポートをすることで、このディスタンスラーニングがとても活発なものとなっています。
授業内で出された課題はe-ラーニングシステムを使って英国に提出し、現地の先生が添削した後、同システムを通して返却されます。このe-ラーニングシステムでは、自宅のPCやスマートフォン、タブレットPCで、その日の講義動画を再度見ることで復習もできます。相愛大学のICTを活用したグローバル人材教育の大きな特徴の一つでもあります。
英国の先生も、「相愛の学生は大変熱心で、課題も良く書けていて優秀です。」とほめてくれています。
回を重ねるごとに学生たちも積極的に生き生きと授業に取り組むようになっています。
今後は、インターネット会議システムを利用した、ライブでのディスタンスラーニングも行われる予定です。学生達も毎回毎回とても楽しみにしていて、今後がますます楽しみなプログラムです。