ヨーロッパ宮廷文化で花開いたバロック音楽。当時の楽器の構造や演奏法を再現し、未来につなぐことが本専攻のミッションです。学術的な希少価値も高く、卒業後は演奏家だけでなく、研究者として活躍する道もひらかれています。提携校のドイツ・フライブルグ大学との交流も盛んで、留学も可能。楽器の種類も幅広く、ソロやアンサンブルでの演奏経験を重ねることで、音楽表現の可能性をさらに広げられます。
※専攻実技レッスンは学生の希望により教員を選ぶシステムを採っています(客員教授、および集中レッスン担当講師は除きます)。
ルネサンス・バロック時代の楽曲に取り組みます。楽器の演奏技術とあわせて、当時の演奏スタイルや表現法についても学修し、演奏会での発表に向けて知識やレパートリーを広げていきます。
バロック時代に活躍した、リコーダーやヴィオラ・ダ・ガンバ(弦楽器)を中心に演奏します。基本的な奏法を身につけながら、旋律と通奏低音との合奏を経験することで、当時の音楽にみられた装飾音に対する感覚も磨きます。
リコーダーやクルムホルン(管楽器)、ヴィオラ・ダ・ガンバ(弦楽器)などを用いて、ルネサンス音楽の合奏曲に取り組みます。曲の研究を通して、音楽史におけるルネサンス音楽の位置づけや特徴についても理解を深めます。