音楽についてのあらゆるモノ・コトを研究する分野である「音楽学」。たとえば、「西洋音楽の歴史」「現代の映画音楽産業」「宗教と音楽の結びつき」といったテーマについて、歴史学、経済学、社会学などの様々な切り口から研究します。専攻と並行し、副科ではピアノなどの演奏授業の選択も可能。卒業後は大学院への進学や一般企業への就職、教職などの進路がひらかれています。音楽について「つくり手」「聴き手」「弾き手」などの視点から分析することで、音楽の魅力を探求し、その本質に迫ります。
「音楽を理解する」ことの意味と実際について、歴史という切り口からアプローチします。音楽を大局的な視点でとらえ、考察できるようになるために、ヨーロッパや日本の様々な音楽を取り上げます。
3年次からの演習に備え、音楽学の数々の領域(ヨーロッパ音楽史、日本音楽史、音楽美学、音楽社会学、音楽心理学、音楽教育論、民族音楽学など)について理解を深めます。あわせて、音楽学を分析するための論理的思考も身につけます。
ヨーロッパ音楽を、歴史的および文化的な手法を用いて分析します。9世紀ごろに発祥した楽譜「ネウマ譜」をはじめ、様々な時代の楽譜を読み解きながら、それぞれの作品の位置づけや、当時そして後世に及ぼした影響などを考察します。