相愛大学総合研究センター

研究・地域連携

総合研究センターは、平成24年4月に、旧年度からの準備期間を経て、従来の音楽研究所、人文科学研究所、人間発達研究所を統合発展させて、本学の付属研究機関として設置されました。部局横断的な学術的研究や研究的実践活動を目的とし、本学の研究活動を推進するに相応しい諸事業を実施しています。また次の三つの項目を総合研究センターの柱として活動を継続的に進めています。

1.『研究論集』の編集刊行

平成24年度から『研究論集』は査読を導入し、さらにその後も規定等を整備し、より適切な投稿と迅速・円滑な査読を実施し『研究論集』の充実を図っています。『研究論集』は「相愛大学 学術情報リポジトリ(SOARA)」にてご覧いただけます。

2.研究プロジェクトの推進と公開講座の開催

総合研究センターでは、学内の様々な分野の教員の専門的知識を活用し、相互の交流を活性化することを目的に、共同研究プロジェクトを行っています。平成24年度からの3年間は「日本における諸学問の近代史」をテーマに共同研究を行い、その内容は平成28年3月に総合研究センター報告書『近代化と学問』としてまとめられました。平成27年度からは「日本の近代―模倣と創造」をテーマとし、さらに平成30年度には「大学アーカイブの構築」へと発展し、研究を進めています。また研究プロジェクトの成果は、公開講座(毎年2月~3月)として、広く地域に発信しています。

2019年度 総合研究センター公開講座「大学アーカイブの構築」(一部中止)

場所:相愛大学南港キャンパス クマルーム(6-117)

2020年2月22日(土) 午後2時~3時30分
千葉真也(人文学部)「音楽学部の源流 相愛女専音楽科設置関係文書」
2020年2月29日(土)【中止】 午後2時~3時30分
荒井真理亜(人文学部)「岡部伊都子と山崎豊子 学会未紹介資料」
2020年3月7日(土)【中止】 午後2時~3時30分
鈴木徳男(人文学部)「柿谷雄三旧蔵『伊勢物語新釈』著書校正本など」

2018年度 総合研究センター公開講座「大学アーカイブの構築」

場所:相愛大学南港キャンパス クマルーム(6-117)

2019年2月23日(土) 午後2時~3時30分
鈴木徳男(人文学部)「春曜文庫の成立」
2019年3月2日(土) 午後2時~3時30分
荒井真理亜(人文学部)「相愛学園と人文学部」
2019年3月9日(土) 午後2時~3時30分
千葉真也(共通教育センター)「相愛学園百年史の歴史」

2017年度 総合研究センター公開講座「日本の近代ー模倣と創造ー」

場所:相愛大学南港キャンパス クマルーム(6-117)

2018年2月24日(土) 午後2時~3時30分
藤本繁雄(人間発達学部)「近代から現在―健康スポーツのめざすもの―」
2018年3月3日(土) 午後2時~3時30分
沼田潤・長谷川精一(共通教育センター)「特別活動」・「総合的な学習の時間」における主体的・対話的な学びを促す教育方法
2018年3月10日(土) 午後2時~3時30分
石川玲子(人文学部)「近代日本とイギリスの彫刻家たち」
2018年3月17日(土) 午後2時~3時30分
松本直祐樹(音楽学部)「実験工房の音楽」

2016年度 総合研究センター公開講座「日本の近代ー模倣と創造ー」

場所:相愛大学南港キャンパス 図書館3階 視聴覚室

2017年2月18日(土) 午後2時~4時
山下昇(共通教育センター教授)「米作家フォークナーと近現代日本文学(芥川・太宰・村上春樹)」
2017年2月25日(土) 午後2時~4時
岩田摂子(人間発達学部教授)「幼児歌曲における時代と歌の旋律性―わらべうたと唱歌の旋律の系統―」
2017年3月4日(土) 午後2時~4時
黒坂 俊昭(音楽学部教授)「山田 耕筰のめざした音楽」
2017年3月11日(土) 午後2時~4時
高木学(人文学部准教授)「2000年代のアニメと若者―アニメにおける定形と変化―」

2015年度 総合研究センター公開講座「日本の近代ー模倣と創造ー」

場所:相愛大学本町キャンパス C-601

2016年2月20日(土) 午後2時~4時
大谷紀美子(学園長 音楽学部客員教授)「賀来琢磨(カクタクマ)と仏教保育舞踊」
2016年2月27日(土) 午後2時~4時
千葉真也(教育センター教授)「山田耕筰と仏教聖歌」

場所:相愛大学南港キャンパス 図書館3階 視聴覚室

2016年3月5日(土) 午後2時~4時
宮谷秀一(人間発達学部教授)「生命を動かすチカラ」
2016年3月12日(土) 午後2時~4時
呉谷充利(人間発達学部教授)「今、文学と科学について―志賀直哉の『不安焦慮』から湯川秀樹『深山木』へ―」

3.学術的活動に対する協力支援

各部局(各学部・学科・研究室、また図書館・宗教部など)における学術的活動に対する協力支援に取り組み、外部機関との人的交流を図っています。支援活動事業については『研究論集』に報告を掲載しています。