生駒山 みどりすがしく
美(うるは)しや わが学び舎
青空のしるべをし あこがれて
やすらひを 讃へまし
あらき世の 人のため
ああ 相愛の乙女われら
立ち寄るや 沙羅の木のかげ
淀川や 泡沫(みなわ)ながれて
生きの身は 常なきもの
大いなる御光(みひかり)に 包まるる
さいはひを 伝へまし
つらき世の 人のため
ああ 相愛の乙女われら
立ち寄るや 沙羅の木のかげ
茅渟(ちぬ)の海 潮路(しおじ)静けく
明るしや わが友どち
み教へを慕ひつつ 守りつつ
灯びを かかげまし
暗き世の 人のため
ああ 相愛の乙女われら
立ち寄るや 沙羅の木のかげ
本編(4分)